Tower of Fantasy
他の冒険者たちは他の敵をなぎ倒しながら、サーラの戦いを見守った。
全ての力を一気に増幅させているサーラでも、ドラゴン相手にかなり苦戦を強いられていた。
だが、ドラゴンもかなりの傷を負っていた。
お互い苦戦しあい、力は互角。
「アクア、魔法効果増幅魔法を使える魔力は残っている?」
「ああ。私の魔力は人間の30倍はあるからな。かけて欲しいのか?」
アレフは少し微笑んで頷き、
「僕の今からのタイムリミットは5分だ。後は頼むよ」
「サーラと同じ魔法を?」
アレフは微笑みながら首を少し振り、
「『全てを我が手に、敵を葬らん。我が身、この世に溢れし力をもって敵を討ち滅ぼさん』。『ジャストエンドソード』」
と唱えた。
その詠唱を聞いた者全てが驚いた。
最高の直接攻撃魔法と謳われる光属性のライトソードよりもさらに上級の、無属性直接攻撃魔法。
ライトソードは光属性の魔法を武器に纏わせるが、ジャストエンドソードは全属性–––一般的に無属性と呼ばれる魔法を武器に纏わせる。
その魔法に使う魔力はライトソードの1.5倍。威力もライトソードの1.5倍。
非実用的なので、ネタ魔法とまで言われている。
ドラゴンのような強敵相手でなければ、だが。
「『我が戦友に加護を与えん』、『トゥワイスマジカル』!」
アクアは驚きながらも1秒でも無駄にしないよう高速で魔法をかけた。
そしてアレフは、ドラゴンに斬りかかった…!
全ての力を一気に増幅させているサーラでも、ドラゴン相手にかなり苦戦を強いられていた。
だが、ドラゴンもかなりの傷を負っていた。
お互い苦戦しあい、力は互角。
「アクア、魔法効果増幅魔法を使える魔力は残っている?」
「ああ。私の魔力は人間の30倍はあるからな。かけて欲しいのか?」
アレフは少し微笑んで頷き、
「僕の今からのタイムリミットは5分だ。後は頼むよ」
「サーラと同じ魔法を?」
アレフは微笑みながら首を少し振り、
「『全てを我が手に、敵を葬らん。我が身、この世に溢れし力をもって敵を討ち滅ぼさん』。『ジャストエンドソード』」
と唱えた。
その詠唱を聞いた者全てが驚いた。
最高の直接攻撃魔法と謳われる光属性のライトソードよりもさらに上級の、無属性直接攻撃魔法。
ライトソードは光属性の魔法を武器に纏わせるが、ジャストエンドソードは全属性–––一般的に無属性と呼ばれる魔法を武器に纏わせる。
その魔法に使う魔力はライトソードの1.5倍。威力もライトソードの1.5倍。
非実用的なので、ネタ魔法とまで言われている。
ドラゴンのような強敵相手でなければ、だが。
「『我が戦友に加護を与えん』、『トゥワイスマジカル』!」
アクアは驚きながらも1秒でも無駄にしないよう高速で魔法をかけた。
そしてアレフは、ドラゴンに斬りかかった…!