カワイイ子猫のつくり方
「最初から『変わった面白い奴』だという認識でいたからな。逆に真相を聞いて妙に納得しているぐらいだ」
そう言って、フッ…と口元に笑みを浮かべる朝霧に。
(何か遠まわしに私が『変わった奴』だって言われているみたいな…?)
言い回しに若干含みがあるような気もしないでもないけれど。それでも朝霧が笑顔を見せてくれたことが何より嬉しかった。
『私、朝霧にもっと…怒られるかと思ってた』
想像していたよりも朝霧の怒りを買っていないことに安堵しつつも、正直なところを伝えてみる。
「…何故?」
『だって…ワザとではないけど、朝霧の生活を覗いてしまったみたいで、それが…何だか申し訳なくて…』
すると、朝霧は予想外の言葉だったのか驚きの表情を見せた。
そんな朝霧の反応に、実琴は何だか恥ずかしさが込み上げて来て、たまらず慌てて下を向いた。
すると、頭上からクッ…と小さな笑いが聞こえてくる。
『?』
「…確かにな。学校では見せていない俺のプライベートを、お前は色々と覗き見てしまった訳だ。この責任は相当なものだよな?」
『…えっ?ええええぇーーーっ!?』
(もしかして私、余計なこと言っちゃったっ!?)
これは明らかな墓穴堀りだ。
(せ…せきにん…って…、なに?)
緊張して固まってしまっている実琴を前に、朝霧は再び小さく笑った。
「お前って、ホント分かりやすいな」
そう言って、フッ…と口元に笑みを浮かべる朝霧に。
(何か遠まわしに私が『変わった奴』だって言われているみたいな…?)
言い回しに若干含みがあるような気もしないでもないけれど。それでも朝霧が笑顔を見せてくれたことが何より嬉しかった。
『私、朝霧にもっと…怒られるかと思ってた』
想像していたよりも朝霧の怒りを買っていないことに安堵しつつも、正直なところを伝えてみる。
「…何故?」
『だって…ワザとではないけど、朝霧の生活を覗いてしまったみたいで、それが…何だか申し訳なくて…』
すると、朝霧は予想外の言葉だったのか驚きの表情を見せた。
そんな朝霧の反応に、実琴は何だか恥ずかしさが込み上げて来て、たまらず慌てて下を向いた。
すると、頭上からクッ…と小さな笑いが聞こえてくる。
『?』
「…確かにな。学校では見せていない俺のプライベートを、お前は色々と覗き見てしまった訳だ。この責任は相当なものだよな?」
『…えっ?ええええぇーーーっ!?』
(もしかして私、余計なこと言っちゃったっ!?)
これは明らかな墓穴堀りだ。
(せ…せきにん…って…、なに?)
緊張して固まってしまっている実琴を前に、朝霧は再び小さく笑った。
「お前って、ホント分かりやすいな」