彼女と彼らの6ヶ月の物語
「……ん、りん!凛っ!!!」
「へ?あ、え?」
うわ、変な声でた……。
「りんりんりーんってクリスマスじゃないんだから何度も言わせないで?それから、マヌケな顔してたら美人が台無しだよ?」
「いや、美人なんかじゃn…「はいはいはいはい、否定しなくていいよダルいから~」
「はぁ!?!?」
「凛さ~最近ゆきに何か隠してるでしょ?何か悩みだったら相談乗るよ?」
そう言った由紀に本気で最近の出来事が夢じゃないか相談しようとした。
でもすぐに、竜也さんとの約束を思い出してとどまった。
隆友さんが笑った時のあの気持ちは相談したいと思いながらも、わたしは相談の誘いを断った。
わたしが相談を断っても悪い空気になる事はなくって、そっか…と言って話は由紀の愛しの彼氏の話になっていった。
「……で?凛はどうなの?」
やばっ聞いてなかった!!
「もう!聞いてなかったの?」
「ごめん、途中までしか……」
「最近ぼーっとしてること増えたでしょ?だから、好きな人でも出来たの?って聞いたの!」
あぁなるほどね。じゃあ答えは簡単。
「いないよ、全く。」