彼女と彼らの6ヶ月の物語
……助けるべき?でも、相手は男の人。
しかも、割りと大柄。
小さいころから続けているため、わたしは剣道3段を有している。
答えなんて決まってる。
あんなグズ野放しにするべきじゃない。
……小さい子1人くらい逃がせる時間は作れる(たぶん)!!!
そう思って近くにあったプラスチックのパイプ?を手に取ると、わたしは今年最大の賭けを始めた。
「動くな金髪。その子離せよ。」
自分でも驚くくらい落ち着いた口調で言っていた。
「何だねぇちゃん。てめぇが相手してくれんの?」
「半分当たりかな?」
「―――――あ"?」
あーまずい。完全に怒らせた。
目が本気だもん。