魔法の王子様
「っ」
自分の机に膝をぶつけ椅子に座り込むと
「ぷっどんくさ」
というような声が聞こえた。
もうやだ、恥ずかしい
落ち込んでいると
「大丈夫?」
と北見君が手を差し伸べてくれた。
ドキッ私の心臓が鳴った。
「うん、なんとか」
と北見君の手を握ろうとすると女子たちに睨まれてしまった。
こ、こわい
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