涙ーありがとうを君にー


  

そんな大事な事を普通勝手に決めないでほしい…。
だいたい、まだ私達は17歳の高校生だし…!?

そんな事を思う瑞穂だった。


「なんで、俺達なんだ?兄貴達がいるだろ」

と、湖咲が父達を睨む。

「そういえば、そうだよね…?
なんで私達なんだろ…」

と、瑞穂さえ疑問を口にする。

「それは、私達にもわからないわ。
ただ…いえ、何でもないわ…」

と、優花(瑞穂の母)が言葉を濁す。


その後は、
「今日も疲れただろう。ゆっくり休みなさい」
と、言われ部屋を出されてしまった。

仕方がないので二人は自分の家へ戻り、シャワーを浴び、早々と寝台に横になった…。
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