恋人はご主人様
「…何、するんですか」
「お前らこそなんだよ。
…アイツのツレか?」
アイツ?栗山さんのことか…?
「幼なじみのためにヤったとか?
…サイテーだな」
「うるせぇ!!
…他人に何がわかんだよ」
「…どういうことでしょうか、」
空き教室を見つけて、そこで昼食を食べる。
「ん〜でも、思ってたより単純じゃなさそうだ」
ニヤリ、と笑う絢菜さん。
…また何か思い付いたんだ(泣)
「面白い…」
「はぁ…面白がってる場合じゃないですって」
「単純じゃないからこそ面白い。
徹底的にやるよ」
「…はい」
一体どんな真実があるのか。
僕らはまだ知らずにいた。