恋人はご主人様



僕は動けなくなった。

そして、絢菜さんの口が僕の耳に近付き…


「圧力をかけて樹乃の父親をリストラしたり、一生就職出来ないようにするわよ?」


ひいいいいいぃぃぃぃいいいぃぃぃ…!!!!


「そそそそれだけは…ッ!!!!」

「フッ…口の聞き方には気を付けなさいよ?」


ニッコリと笑う絢菜さんから、黒いオーラが滲み出る。


「…そうだッ!
 絢菜様、少しだけうちに援助を…ッ!
 必ず返しますから!!」



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