恋人はご主人様



だからかなぁ…なんて思ったり。


「どうだ?
 高校卒業したらウチに来ねぇか?」

「うーん、何とも言えませんねぇ…」

「はは、そうか!」


セメントを一輪車に入れて歩く。

河谷くん、大丈夫かな…。


「河谷くん!
 もう少しで休憩らしいですよ。
 頑張りましょう!」

「井上…おう!」


ちょうどセメントを流し終えたころに、休憩の声がかかった。

おじさんに貰った缶コーヒーを2つ持って河谷くんのところへ行く。



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