それでも生かされる
高校生活スタート
いよいよ今日から高校生活がスタートする。おもいっきりオシャレもメイクも頑張って、彼氏作るぞ。
と明るい未来だけが広がってるように思えた。
「いよいよ高校生だね〜。どんな気分?」と炊きたての白いご飯を茶碗に盛りながら母が笑顔で聞いてくる。
リビングでは父がコーヒーを
飲みながら、新聞を読んでいる。
「うーん。ちょっと緊張してるかなぁ。ねぇ髪型変じゃない?」
とくるっと回って後ろ姿を母に見せる。
と同時に新聞から顔をすくっと出した父と目が合った。
「大丈夫だよ。綺麗にできてるよ」と母は穏やかな笑顔で答える。
父も言葉はなくとも、笑顔で私を見つめている。
穏やかな朝のひと時。浅野家は3人家族である。本当はお姉ちゃんが欲しかったけど、一人っ子だとお小遣いもいっぱい貰えるし、母とは友達のように仲が良いので特に不満はなかった。
と明るい未来だけが広がってるように思えた。
「いよいよ高校生だね〜。どんな気分?」と炊きたての白いご飯を茶碗に盛りながら母が笑顔で聞いてくる。
リビングでは父がコーヒーを
飲みながら、新聞を読んでいる。
「うーん。ちょっと緊張してるかなぁ。ねぇ髪型変じゃない?」
とくるっと回って後ろ姿を母に見せる。
と同時に新聞から顔をすくっと出した父と目が合った。
「大丈夫だよ。綺麗にできてるよ」と母は穏やかな笑顔で答える。
父も言葉はなくとも、笑顔で私を見つめている。
穏やかな朝のひと時。浅野家は3人家族である。本当はお姉ちゃんが欲しかったけど、一人っ子だとお小遣いもいっぱい貰えるし、母とは友達のように仲が良いので特に不満はなかった。