アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜






すると、次の言葉で、アタシの
表情がかわる―――。




「行ってこい…。」


「へ…?」


「行ってこい、流の所…。」



な…何いって…。
だって今日は晃の大切な誕生日じゃん…。



ここで晃を置いて行くなんて…
アタシにはできない…。



かといって、流を探しに行くのを辞める事もできない…。



アタシが、あからさまに迷っているのを晃は悟ったのか、



アタシの体を一周させて、
クルリと出口に向かせると



ポンッと背中を押してくれた…



「ほら…行ってこい。」


「………。」


「今日…会わなきゃ、いつ会うんだよ…好きなんだったら…自分で掴まなきゃいけないんだよッッ…!」


「晃…?」








< 113 / 154 >

この作品をシェア

pagetop