アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜
すると、次の言葉で、アタシの
表情がかわる―――。
「行ってこい…。」
「へ…?」
「行ってこい、流の所…。」
な…何いって…。
だって今日は晃の大切な誕生日じゃん…。
ここで晃を置いて行くなんて…
アタシにはできない…。
かといって、流を探しに行くのを辞める事もできない…。
アタシが、あからさまに迷っているのを晃は悟ったのか、
アタシの体を一周させて、
クルリと出口に向かせると
ポンッと背中を押してくれた…
「ほら…行ってこい。」
「………。」
「今日…会わなきゃ、いつ会うんだよ…好きなんだったら…自分で掴まなきゃいけないんだよッッ…!」
「晃…?」