アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜
「まぁ、いいよ…オレもお前に話があるし…。」
「え…?」
アタシが聞き返そうとしたとき…ちょうど信号が赤から青へと変わった…。
そしてアタシ達は歩きだす…。
夏真っ盛り…
そんな熱いアスファルトの下を
歩いているのは、見渡すかぎりアタシ達だけ。
ボケーと歩いていたその時だった…。
流が突然声を張り上げた…
「危ねぇッッッ!!」
「え……?」
キキキッッ―――ッッ!!!
ドンッ…!
何が起こったのかは分からなかった…。
ただその瞬間、流がアタシを抱きしめて、そして体中に激しい衝撃が走ったことだけ覚えてる…。
何が起こったのか分からないまま、アタシは海の底に沈められるように…
ただ暗闇の中へと
落ちて行った―――――。