アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜






「汐音…?」



アタシの様子がおかしいことに気がついたのか…


晃がアタシの顔を覗き込んで来た…。



「晃…?」



目…赤いよ…。


多分きっと…
声を殺して泣いていたんだね。



晃は優しいから…
自分を犠牲にしても…



人を心配して…
それでいつも我慢して…自分を犠牲にする事があるよね?



知ってるよ…?
晃の優しい手を。



何だか晃の声を聞いたら落ち着いて来た…。



「とりあえずこっちで休もう?」


「うん…。ごめんね?」


「あやまんなって…。」


「うん…。」


「お前が1番辛いと思うし…」



そういった晃の横顔は安堵の表情をしてて…


何だか目が離せなくなった。







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