アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜
「晃の胸ポケットに入ってた……。」
「え…?」
「警察の人が持って行こうとしてたけど、オレが奪って来た。」
「なんで……?」
そう聞いたら晃は頭をクシャクシャと崩してしまった。
「…ッッ…どうしても…流の気持ちをお前に届けねぇとイケない気がして…。」
「え…?」
そういって渡された手紙には、もう茶色くなってしまった血痕らしき物が飛び付いていた…。
手紙は少し擦れたのか、ボロくなっていた…。
そこに、もう薄くなった文字を発見して読んでみる…。
【汐音へ…。】
もう文字が薄くなってしまってるけど…
でも分かる…
封筒に書かれたこの文字は…
流の筆跡だ…―――。