アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜
「やっ……!」
「汐音っ!」
「や…やだぁ…!」
もう引き戻せないよ。
アタシのせいだもん…。
「やめろって…!!」
「いやぁ…!離してよっ」
川の途中で言い合うアタシ達…
それでも、まだ進もうとするアタシの手を押さえる晃…。
「やだぁ…!逝かしてよ…!」
そういったときだった…。
晃の手が、アタシの頬を捕らえた…。
パチンッッ……。
軽快な音が、川の激しい音に負けないくらい広がる。
そして晃はアタシの頬を叩いた後、アタシの事を大きな胸に抱き寄せた…。
「バカ野郎……。」
「ん……くっ…グスッ…。」
流したくないのに次々に流れる涙…。