アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜
「流はそんな事、一つも望んでねー!!」
「え……?」
「そりゃ、流はお前をかばって死んだかも知れない……。だけどな…!それはお前が好きだったから、かばったんじゃねーのかよ!?」
「え……?」
「流はお前に自分の命を預けたんだよ…!……それを汐音が勝手に殺しちゃいけねーんだよ……!」
その時の晃は、アタシが今まで見てきたなかで、1番真剣な目をしていた…。
真剣にアタシを助けようとしてくれたんだよね…?
「お前は流のためにも生きなくちゃいけない…!」
「……。」
「それが流にとって…1番の幸せなんだよ…!」
幸せ…。
幸せなんかどこにでもあるものだと思っていた…。
でもそれを見つけるのは、
簡単そうで、そうじゃない…
だから人は迷い続けるのかも知れない…。