アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜
そんな事を思いながら、
廊下を歩いている時だった…
あれ…?
流[リュウ]…?
目の前に、背の高くて金に近い髪の人が通ったと思えば、それはアタシの知っている人に似ている気がした…。
あれ……?
流じゃなかったのかな…?
そんな疑問を浮かべつつも、昼休みになったときだった…。
「愛原〜?愛原紫苑いる〜?」
廊下でアタシの名前を呼ぶ声がした___。
誰だろ…?
でも他のクラスにアタシの友達なんか居たっけ……?
「はい…アタ……じゃなくて……オレだけど?」
すると、廊下に居た人が
アタシのトコロに歩いて来た…
高い身長……。
金に近い髪の色……。
部屋にふいた風から
春の終わりを告げる
匂いがした___。