アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜
ホントに…
いきなり現れて、それでもっていきなり走れっ!
なんて言われて……
困るっての……。
でも、あの場所から抜け出せたのは良かったけど……。
結構長い間走ったあと、アタシ達はグランドの近くにある芝生の生えた庭にあるベンチへと腰掛けた…。
「はぁはぁ……。」
ヤバイ…アタシ息切れしすぎ。
運動不足かな…?
それとももう歳…?
ちがう…今はそんな事考えて余裕かましてる場合じゃ無いんだって…!
「はぁはぁ…流!?」
「なんだよ?」
流はあれだけ走ったっていうのに、一つも息を乱さず余裕の表情でアタシに喋りかける…
そんなアタシを見下すような姿に、何だかムカついてきた…。