三代目J Soul Princess
*22*

紗「私亜嵐くんが好き」
人己「は?」

今度は、また始まった、という感じではなく、本気の"は?"だった。

紗「じゃ、お疲れ様です帰りまーす」

そりゃそうだ。私が突然あんなことを言ったから。

人「待て待て待て待て」
紗「どうしたんですか?」
人「今の、なに」
紗「今の?」

あえて、スルーし続ける。

人「え?俺の空耳?」
己「いや、俺も聞こえてるんで、空耳じゃないと思います」

慌てる直人さんと対照的な直己さん。

紗「今日予定あるんではよ帰らせてください!」
人「あんなの聞いてほっとけないーー!!!」

直人さんは私を抱きしめて離さない。

紗「直人さんうざいーー!!」
人「!!!?!?」
己「反抗期ーー!!」

恋人とか好きな人ならドキドキするところだけど、パパにされてもね?

紗「とりあえず帰りまーす!お疲れ様でした!」

ちょっと力が緩んだ隙に抜けだした。

人「待て!この反抗期娘!!」

ーーー

紗「と、抜け出してきました」

私はさっきあったことを話した。

亜「いや、それ、俺完全に悪者っすよね(笑)」

そんなわけで今日は亜嵐くんと2人。

紗「大丈夫!亜嵐くんは私が守るから!」

私が拳を作ってみせると亜嵐くんは笑った。

亜「っていうか、好きでもないのにそんなの言っちゃだめですよ(笑)」
紗「え?好きだよ?」

そう言うと亜嵐くんはきょとんとしてから、饒舌になった。

亜「え?いやいやいやいや、俺と紗奈さんあんまり絡んだことないですし、ちゃんと話したの昨日が初めてじゃないすか!なにがどうなってそうなったんすか(笑)」

顔がすごく赤い。それを隠すように少しうつむきがちで話している。

紗「亜嵐くん抱きしめたとき、ドキドキしたから」

私は真面目に伝えた。

亜「俺のがドキドキしてる自信ありますけどね」

すると亜嵐くんも真面目な顔をした。

紗「…写真撮ろ」
亜「え、あ、はい」

なんだか照れくさい。けどこれって、両想い?

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[亜嵐と紗奈]

今日は私が先輩です。
亜嵐くんと語りあったのはこれが初めて。
めーっちゃ楽しかった!

#GENEの姫もいいかも
#なんて最近思ってる
#兄さんたちへ
#裏切ることになっても許してな
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@1ヶ月GENEに加入とか!どう??
@え、なにこれ、、美しすぎるツーショット、、
@ぜひ!GENEに1ヶ月加入を!!
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