三代目J Soul Princess
*25*

GENE「よろしくお願いします!」
紗「はい!よろしくお願いします!」

今日から新曲の練習。

紗「バラードで踊ってるGENEが見たい」
亜「バラードで…」

ファンみんなの声を代表して言った。

玲「俺は賛成っす」
紗「玲於くん♡」

私はイスに座っている玲於くんの後ろに周り、後ろから抱きしめた。

メ「ダンスは誰が作るの?」
紗「私!と!裕太くん!と!玲於くん!」
玲「やった!!」
裕「がんばろ〜!」

思ったよりも良い反応をしてくれた。

紗「な?素敵になりそうやろ?」
亜「…まぁ、いいんすけど…」

口を尖らせて、そっぽを向いている亜嵐くん。

紗「なぁに?なんかご不満?」

この前の食事から話してないから、少し緊張する。

亜「バラードはいいんすよ!いや、なにも悪いことなんてない!!」
紗「やんな!よし決まり!」

亜嵐くんを見て微笑むと、照れくさそうに笑った。

紗「私実は歌詞書いてきたねん」
龍「まじすか!」
涼「見せてくださいぃ〜」
紗「素直に感想言ってな…」

ヴォーカルの2人に歌詞を渡すと、亜嵐くんの後ろに隠れた。

亜「さ、紗奈さんっ」
紗「なに」

案の定、亜嵐くんは慌てている。

亜「なんでくっついてんすか(笑)」
紗「だって恥ずかしいから…」
亜「俺のが恥ずかしいんで、ほんと」

私はふと思った。

紗「…亜嵐くんって、女の子慣れしてないん?」
亜「は、え?」
紗「慣れてると思ってた」
亜「紗奈さんは別っていうか!」
紗「じゃあ女の子慣れはしてるってこと?」
亜「いや、そんなことないっすよ!」

必死に否定している。

紗「…」
亜「そんな怪しいって目で見られても(笑)」

だってこんなにかっこいいんだよ?慣れてないほうが不思議だよ。

龍「紗奈さん!」
紗「はい!」

突然名前を呼ばれて敬語になった。

涼「これ読んだだけで泣けてきました!」
龍「最高っす!」
紗「ほ、ほんまにぃ〜??」
涼「ほんまです!」

龍友くんと涼太くんは目を輝かせながら感想を言ってくれた。

紗「手直し、とか…」
龍「そんなんいりませんよ!」
紗「そんなに高評価やと照れちゃうなぁ〜♪」
涼「めっちゃいいんすもん(笑)」

私と龍友くんと涼太くんがなかよくしてるので嫉妬したのか、亜嵐くんが横から割り込んできた。

亜「俺も読む」
玲「えー俺もー」

そこから歌詞の取り合い。穴があったら入りたいくらい恥ずかしいわこれ…

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[GENERATIONSと紗奈]

今日はGENERATIONSとお話した!
私ほんま人気者やなぁって思ったわ。
ごめんうそ(笑)

#亜嵐くん玲於くんが
#私の取り合い
#イケメンに癒やされた
#三代目じゃできない目の保養
#もうずっとここにいたい
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@やっぱり紗奈ちゃんは人気者!
@好き
@ちゃんと三代目に戻ってね(笑)
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