三代目J Soul Princess
第二章
*6*
今日は珍しく直己さんと2人きり。
紗「なーおーきーさんっ」
己「ん?」
紗「今日ひまですか?」
そういえば2人で話したことないな〜と思い、話しかけてみた。
己「紗奈のためならいつでも空けるよ」
紗「わ!直己さん大好きです!」
この大好きですって口癖、直したほうがいいのかな。
己「はは、ありがと」
紗「でね、今日ごはん行きましょうよ!」
己「いいよ」
私が直己さんに話しかけていると、ドアが開き、エリさんが顔をのぞかせた。
エ「俺も行きたいっす」
大勢のほうが楽しいね、きっと。
紗「お!エリさんも行きましょう!」
エ「イェー!」
仕事が終わってから、3人でいつもの呑み屋に向かった。
ーーー
己「かんぱい!」
エ紗「かんぱーい!」
一番歳上の直己さんの掛け声でビールをぐいっと飲んだ。
己「二人とも好きなもの頼んでいいよ」
紗「私唐揚げがいいです!」
エ「んじゃ適当に注文しまーす」
ーーー
己「で、紗奈どうしたの」
紗「ふぇ」
ようやく話が聞ける、という表情の直己さん。
エ「なんか相談事?」
紗「なんもないです〜」
私から誘っておいてなんだが、話すのが少し照れくさくなってきた。
エ「健二郎さん?」
紗「なっ!」
あっさり言い当てられてしまった。
エ「正解」
紗「ちゃいます…」
エ「で、健二郎さんがどうしたの」
紗「え!やから!」
己「もうばれてるよ」
エリさん、尖すぎる。
紗「あ〜…、えっと、なんか、健ちゃん、私のこと好きなのかなって…」
私は深く息を吸い込んで勢い良く言った。
エ「え?そりゃ…」
己「待って、それって悪いこと?」
直己さんもエリさんも目を見開いてすごく驚いている。
紗「私、健ちゃんのこと好きじゃないんですもん」
一瞬、時が止まったかと思うくらい、二人の動きが停止した。
エ「え!?そうなの!?」
紗「そうなんですよ!お兄ちゃんやと思ってますけどそれ以上は…」
己「そうだったんだ。てっきり健二郎のこと好きなのかと思ってたよ」
直己さんはエリさんと顔を見合わせてうんうんと頷いた。
紗「そう見えちゃいますか?やっぱり健ちゃんにも勘違いさせてるんかなぁ…」
己「あーーんーー、そうかもねぇ…」
なんだか落ち込んでしまう。
エ「じゃあ1回距離おいてみたら?」
紗「健ちゃんから離れるんですか!?」
そんなこと考えたこともなかった。
エ「だ、だめ?」
紗「それはそれで寂しい…いや、でも健ちゃんのためですもんね」
私のわがままで、健ちゃんに勘違いさせてるままはいけないことだとわかっている。
エ「そうそう」
己「きつくなったらまた相談しにおいでよ」
エ「俺も聞くし!」
私、優しい先輩を持てて幸せです。
紗「直己さん、エリさん、ありがとうございます!話聞いてくれたお礼におごりますね」
己「女の子に奢らせるわけにはいかないよ(笑)俺らが出すから」
紗「え、でも私から誘っといて…」
エ「気にしないで!それより写真撮ろうよ!」
こんなに甘やかされてるからわがままなんですよ。
紗「ありがとうございます!二人とも愛してます!!写真インスタにあげます!!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━
[直己とエリーと紗奈]
今日は直己さんとエリさんにご飯に連れて行ってもらいました!
おいしーいおいしーい唐揚げ♡
私最近食べてばっかりや…
ぽちゃじろうみたいにならんように気をつけます…
#今日は健ちゃんいなかったから
#静かで良かったー
#大人な二人と一緒やったし
#ほんまに落ち着く時間やったー
#ていうかインスタで関西弁て
#おかしいかな
━━━━━━━━━━━━━━━━━
@健二郎いなくても健二郎のこと書いてる♡笑
@関西弁かわいいから全然いいよ!
@珍しい組み合わせだね!
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今日は珍しく直己さんと2人きり。
紗「なーおーきーさんっ」
己「ん?」
紗「今日ひまですか?」
そういえば2人で話したことないな〜と思い、話しかけてみた。
己「紗奈のためならいつでも空けるよ」
紗「わ!直己さん大好きです!」
この大好きですって口癖、直したほうがいいのかな。
己「はは、ありがと」
紗「でね、今日ごはん行きましょうよ!」
己「いいよ」
私が直己さんに話しかけていると、ドアが開き、エリさんが顔をのぞかせた。
エ「俺も行きたいっす」
大勢のほうが楽しいね、きっと。
紗「お!エリさんも行きましょう!」
エ「イェー!」
仕事が終わってから、3人でいつもの呑み屋に向かった。
ーーー
己「かんぱい!」
エ紗「かんぱーい!」
一番歳上の直己さんの掛け声でビールをぐいっと飲んだ。
己「二人とも好きなもの頼んでいいよ」
紗「私唐揚げがいいです!」
エ「んじゃ適当に注文しまーす」
ーーー
己「で、紗奈どうしたの」
紗「ふぇ」
ようやく話が聞ける、という表情の直己さん。
エ「なんか相談事?」
紗「なんもないです〜」
私から誘っておいてなんだが、話すのが少し照れくさくなってきた。
エ「健二郎さん?」
紗「なっ!」
あっさり言い当てられてしまった。
エ「正解」
紗「ちゃいます…」
エ「で、健二郎さんがどうしたの」
紗「え!やから!」
己「もうばれてるよ」
エリさん、尖すぎる。
紗「あ〜…、えっと、なんか、健ちゃん、私のこと好きなのかなって…」
私は深く息を吸い込んで勢い良く言った。
エ「え?そりゃ…」
己「待って、それって悪いこと?」
直己さんもエリさんも目を見開いてすごく驚いている。
紗「私、健ちゃんのこと好きじゃないんですもん」
一瞬、時が止まったかと思うくらい、二人の動きが停止した。
エ「え!?そうなの!?」
紗「そうなんですよ!お兄ちゃんやと思ってますけどそれ以上は…」
己「そうだったんだ。てっきり健二郎のこと好きなのかと思ってたよ」
直己さんはエリさんと顔を見合わせてうんうんと頷いた。
紗「そう見えちゃいますか?やっぱり健ちゃんにも勘違いさせてるんかなぁ…」
己「あーーんーー、そうかもねぇ…」
なんだか落ち込んでしまう。
エ「じゃあ1回距離おいてみたら?」
紗「健ちゃんから離れるんですか!?」
そんなこと考えたこともなかった。
エ「だ、だめ?」
紗「それはそれで寂しい…いや、でも健ちゃんのためですもんね」
私のわがままで、健ちゃんに勘違いさせてるままはいけないことだとわかっている。
エ「そうそう」
己「きつくなったらまた相談しにおいでよ」
エ「俺も聞くし!」
私、優しい先輩を持てて幸せです。
紗「直己さん、エリさん、ありがとうございます!話聞いてくれたお礼におごりますね」
己「女の子に奢らせるわけにはいかないよ(笑)俺らが出すから」
紗「え、でも私から誘っといて…」
エ「気にしないで!それより写真撮ろうよ!」
こんなに甘やかされてるからわがままなんですよ。
紗「ありがとうございます!二人とも愛してます!!写真インスタにあげます!!」
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[直己とエリーと紗奈]
今日は直己さんとエリさんにご飯に連れて行ってもらいました!
おいしーいおいしーい唐揚げ♡
私最近食べてばっかりや…
ぽちゃじろうみたいにならんように気をつけます…
#今日は健ちゃんいなかったから
#静かで良かったー
#大人な二人と一緒やったし
#ほんまに落ち着く時間やったー
#ていうかインスタで関西弁て
#おかしいかな
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@健二郎いなくても健二郎のこと書いてる♡笑
@関西弁かわいいから全然いいよ!
@珍しい組み合わせだね!
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