本当に、この作者様のファンタジーははずさないな、と。
利害関係の一致、初めの関係性はこれだと思います。
契約のもと、フリードに嫁いできたエミーリア。求められたものは花嫁でありながらも、女性らしさよりも、度胸とか、そういうものかもしれません。
けれどそれだけだったら多分、フリードはエミーリアに惹かれなかったのではないかな?と思います。契約であるという点での信用。多分そこまで。
彼女がエミーリアであるために、フリードは彼女に惹かれていったんだろうなぁ、と。
持ち前の明るさ、気丈さ。そして人を愛することができる素直さ。お互いに惹かれ合っていくと、信用だけでなく信頼が生まれてくる気がします。
契約で結ばれた二人の関係性は、少しずつ変化して、近づいて。いつしか信頼関係を結んでいたのかな。何て思いつつ。
でも多分、いろんなことを考えても結局、つまりは単純に“好き”なだけかもしれません。