キミがいること
すると、玄関のドアが開く音がして中に入ってきたのは、雄大の妹の朱莉ちゃん。中学2年生で朱莉ちゃんもバスケをやっている。


「えっ、美波ちゃん!」


「久しぶり。朱莉ちゃん」


「もう〜なんでお母さん教えてくれなかったのさ〜!美波ちゃん来てるなら部活休んだのに〜」


と言いながらキッチンにいる由香里さんに文句を言う朱莉ちゃん。



「ごめんごめん。さぁ、早く手洗ってきなさい」


「はーい」


と言って朱莉ちゃんは出て行った。
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