キミがいること
美波に好きな人が出来る前に俺を好きにさせたいし俺が美波を守りたいと思う。


美波の母親である菜津子さんは美波の父親と離婚してから女手一つで美波を育てようと頑張っているんだろうけど、仕事ばかりしていて美波をちゃんと見てない気がする。


美波は菜津子さんが置いて行ったお金で毎日コンビニ弁当を食べていた。


そんな美波を心配した母さんが「うちに夕飯食べにおいで」と言うようになってから一緒に夕飯を食べることが多かったけど、中学を卒業してから美波は夕飯を食べに来なくなった。


そのときは母さんも心配していたけど、また美波がうちにくるから母さんは喜んでいるし俺も嬉しい。


なぁ、美波。俺を好きになってくれないか?


美波が俺を好きになってくれたら美波が毎日笑えるように俺、努力するから。
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