itはヴァンパイア

あれから数日たっても、前みたいに頭が痛くなることはなかった。






「王子、少しはお父上様の手伝いをしたらどうですか!!」


「・・・。俺が手伝わなくても親父1人でできるだろ。」



「はぁ~・・・。王子は将来この一族の長になる御方なんですから・・・!」





「わかってるさ。それくらい。」





わかってる・・・。


ただ、ヴァンパイアというものが、



王子というものがあまり好きじゃないだけ・・・。











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