itはヴァンパイア
「あなたの人生占いますよ~!」



大声で宣伝・・・

誰もそんなうさんくさい所に行かないだろ。






・・・俺の人生か・・・。



親父が引退して、俺が王になって、その辺の貴族のヴァンパイアの女と結婚するんだろう・・・。





俺が決めることは何1つない・・・。



ボーっとそんなことを考えていたら、昼なのに薄暗く、静かな所に来てしまった。




ここはどこだ?

戻るか。



後ろを振り返ったとき、人に当たって少しよろめいた。










< 16 / 60 >

この作品をシェア

pagetop