itはヴァンパイア
俺は人間界におりた。




「あっ!王子!また来たの?」



「あぁ。」





人間は王子の俺でさえ、普通の扱いをする。

いつも向こうで敬語を使われている俺にとっては、いい所だった。


ただ、名前は王子だけど・・・。





俺の事を名前で呼ぶのは、親父くらい・・・。




・・・そんな事どーでもいいけど・・・。




「ねぇ今日はあたしの血、飲んでくれるでしょ!!」




「悪い。先約がいる。その後だったら。」




「じゃあ予約する!!」



俺は美人で若い女の血が好きだ。

若い女でもいいが゛美人゛がつくと、別格に美味しかった。




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