itはヴァンパイア
俺は人間界でもモテたから、血には困らなかった。


少し歩くと、小さなカフェがあった。





チリン


俺は中に入った。




「王子!今日は私の番なの?」




「あぁ、そうだよ。」



俺が椅子に座ると、リサは嬉しそうに俺の上に跨がった。




そして俺はリサの首筋に歯をたてた。



歯が首筋に刺さっていても、痛くはないらしい。



アレだな。

蚊と一緒。


血を飲まれるる感覚はない。



でも蚊と違うのは、俺の唇の感触だけがある。






俺は飲み終わり、歯を離した。






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