お兄ちゃんと秘密のキス
Happy birthday
「「「ひかるー!
誕生日おめでとう!!!」」」
「ありがと!!!」
最高の友達に囲まれて
私は二十歳を迎えた。
でも、隣には
かなたはやっぱりいない。
「よしっ!お酒飲んじゃお!」
かれんの笑顔って魔法だ。
私は同じように笑って
「うん!」
と、頷いた。
初めてのカクテルは、
クラッとしたけど、
甘くて、夢見心地で
まるでかなたみたいだった。
「おいしい…」
私の目には何故か涙が溜まっていた。