お兄ちゃんと秘密のキス
プロジェクト☆そしてナンパ……
「「いらっしゃいませーー☆」」
高いキンキンする声が私たち二人を出迎える。
普段からこうした店に馴れてない私とは裏腹に、
ゆめかは、気に入った服を手際よく取っていく。
「ゆ、ゆめか凄いね…なんか……」
まさに"目にも止まらぬスピード"ってヤツだ。
「そっかな〜♪」
ゆめかはますます上機嫌。
そのまま、ゆめかの手が止まる事はなかった…─。