お兄ちゃんと秘密のキス

「へ…?」


「死ぬほど可愛いんだよ。
だから、


だから困ってんだろ…ッ」









可愛くて、困ってる?




私は言葉の意味を理解できずにいた。





そんな私に、彼はため息。


「今日、お前が襲われてるとき、俺、めっちゃ焦った。


だから、無我夢中で助けたよ。



そしたら、やっぱお前泣き出すんだもんな。」



彼は、コーヒーを一口飲む。



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