アタシの前〜春華〜
―――コイツ,やばい。
あたしはとっさにこう思い
一歩後ろにさがった。
あたしが後ろに下がったのに気付いて冬季も後ろに下がり構えた。
それに気付いたのか立っていた男子がこっちを向いた。
「―――まだ,いたのかよ。 お前,俺にやられにきたのかよ?
やられたくなかったらトットと帰んな。」
そう言いその男子は、あたしたちに近づいてきた。
そして,あたしたちにの前で止まり
「―――お前ら,コイツらみたいにやられたいの?
やられたくなかったらトットと出てけ!!
これで出ていかなかったら殺すから。」
何? 何かコイツまぢヤバいよ。