恋する任務は美しい〜メガネ上司の狼さんと訳あり隠密行動〜
部屋について、窓辺のテーブルの前の椅子に腰掛ける。
大上部長のことだから、きっと何かを仕掛けてくるんだろうか。
しばらくして、部屋のベルが何度も鳴る。
ドアスコープをのぞくと、ドアの向こうには大上部長、戸塚さん、鈴井さんが立っていた。
しぶしぶ鍵を開けると、勢いをつけて大上部長がドアを開けて部屋の中へと入ってきた。
「俺を怒らせたいのか、椎名萌香」
「大上部長、仕事……」
「今日は終わりだ」
「で、でも」
大上部長の後ろについていた戸塚さんと鈴井さんがわたしの両脇に回る。
戸塚さんと鈴井さんは無表情のままわたしの両腕をとると、そのまま部屋の奥にあるベッドになだれこみ、わたしの体を仰向けに寝かせると、両脇を二人が押さえ、身動きがとれなくした。
「ちょ、ちょっと鈴井さん、戸塚さん、離して」
「大上部長の命令だ」
「説明してもらうよ、椎名サン」
ベッドの前に大上部長が腕を組んで仁王立ちし、わたしへ下目遣いで冷たい視線を送っている。
「どうして勝手なマネをしたんだ? それで成果が出たと思っているのか?」
「それは……」
「計画を練って慎重に調べるつもりでいたんだが、どういうつもりだ!」
すると、大上部長はそのまま、わたしの体の上にまたがった。
「荒治療でもしないとな」
「大上部長、やめてください!」
「どうしたい? どうしてほしい? 俺だけじゃなくて戸塚も鈴井のいる前で」
次第に大上部長は上体を折り曲げ、わたしに顔を近づけてきた。
戸塚さんと鈴井さんの冷ややかな目線が突き刺さる。
大上部長はまるで押し殺していた欲望をさらけ出すようにして、わたしを見据えていた。
大上部長のことだから、きっと何かを仕掛けてくるんだろうか。
しばらくして、部屋のベルが何度も鳴る。
ドアスコープをのぞくと、ドアの向こうには大上部長、戸塚さん、鈴井さんが立っていた。
しぶしぶ鍵を開けると、勢いをつけて大上部長がドアを開けて部屋の中へと入ってきた。
「俺を怒らせたいのか、椎名萌香」
「大上部長、仕事……」
「今日は終わりだ」
「で、でも」
大上部長の後ろについていた戸塚さんと鈴井さんがわたしの両脇に回る。
戸塚さんと鈴井さんは無表情のままわたしの両腕をとると、そのまま部屋の奥にあるベッドになだれこみ、わたしの体を仰向けに寝かせると、両脇を二人が押さえ、身動きがとれなくした。
「ちょ、ちょっと鈴井さん、戸塚さん、離して」
「大上部長の命令だ」
「説明してもらうよ、椎名サン」
ベッドの前に大上部長が腕を組んで仁王立ちし、わたしへ下目遣いで冷たい視線を送っている。
「どうして勝手なマネをしたんだ? それで成果が出たと思っているのか?」
「それは……」
「計画を練って慎重に調べるつもりでいたんだが、どういうつもりだ!」
すると、大上部長はそのまま、わたしの体の上にまたがった。
「荒治療でもしないとな」
「大上部長、やめてください!」
「どうしたい? どうしてほしい? 俺だけじゃなくて戸塚も鈴井のいる前で」
次第に大上部長は上体を折り曲げ、わたしに顔を近づけてきた。
戸塚さんと鈴井さんの冷ややかな目線が突き刺さる。
大上部長はまるで押し殺していた欲望をさらけ出すようにして、わたしを見据えていた。