クラリネット吹きはキスが上手いのかという問題について
お互いの境目がわからなくなるくらい、お互いの唇と舌を貪り合う。
気持ちいい。
もっと。
彼の手があたしの背中と頭の後ろに回され、上半身が密着する。
気持ちいい。
もっと。
もっと。
もっと。
あー、これはカンペキに確定だ。
君が欲しいよ。
君をあたしだけのものにしたい。
先に唇を離したのは、彼からだった。
あたしも、我に返って身体を離す。
こんなに夢中でキスしたの、久々だ……。
時間も場所も忘れるなんて。
彼は恥ずかしそうに、唇の周りの唾液を手の甲で拭って、それから困ったような笑顔を浮かべて、息を切らすあたしの唇の周りも親指で拭ってくれた。
うひゃっっ。
その感触でさえ、身体がズキンと疼く。
「灯里さんには負けました」
あ。やばい。やり過ぎた?
「ごめんっ、引いたよねっ、はしたないよねっ」
「いえ、そうではなくて、気持ちよすぎて、止まらなくなりそうなので、勘弁してください……。お持ち帰りしたくなります」
「勢いでそーゆーこと言って、後悔しても知らないよ?」
「後悔なんかしませんし、させません」
「麻生くんって、意外と自信家だよね」
気持ちいい。
もっと。
彼の手があたしの背中と頭の後ろに回され、上半身が密着する。
気持ちいい。
もっと。
もっと。
もっと。
あー、これはカンペキに確定だ。
君が欲しいよ。
君をあたしだけのものにしたい。
先に唇を離したのは、彼からだった。
あたしも、我に返って身体を離す。
こんなに夢中でキスしたの、久々だ……。
時間も場所も忘れるなんて。
彼は恥ずかしそうに、唇の周りの唾液を手の甲で拭って、それから困ったような笑顔を浮かべて、息を切らすあたしの唇の周りも親指で拭ってくれた。
うひゃっっ。
その感触でさえ、身体がズキンと疼く。
「灯里さんには負けました」
あ。やばい。やり過ぎた?
「ごめんっ、引いたよねっ、はしたないよねっ」
「いえ、そうではなくて、気持ちよすぎて、止まらなくなりそうなので、勘弁してください……。お持ち帰りしたくなります」
「勢いでそーゆーこと言って、後悔しても知らないよ?」
「後悔なんかしませんし、させません」
「麻生くんって、意外と自信家だよね」