Smile!!
彩咲side
凪原くんは
しばらく何か考え込んで黙ってた。
…かっこいいな。
高い背に
少しつり上がった瞳。
広い肩。
考え込む凪原くんの姿にわたしは見とれてしまった。
しばらくすると
「…あっ、ごめん!」
凪原くんがハッとして
こっちを見てきた。
その慌てかたがおもしろかった。
慌てすぎだし…
「ぷっ」
おもわず笑ってしまった。
「凪原くんっておもしろいですね!今日、いい写真撮りましょう!」
そう言ってわたしは手を伸ばした。