復讐の女神
「どうしたの?そんな暗い顔して・・・。点数悪かったの?」
「いや、100点取ったんだ」
「すごいじゃん!私なんて滅多に取れないよ!
なのに、なんで落ち込んでるの?」
「あの日、100点取ったことを弟にだけ話したんだ。
そしたら『お兄ちゃんすごいね』ってあの時もゆりと同じように
弘樹は僕を褒めてくれた。
その後、家に帰ると弘樹はお父さんにテストで90点取ったと報告したんだ。
そしたら『やったな、弘樹偉いぞ』と言って父さんは弘樹を褒めたんだ。
僕は気まずくなってそこを離れようとしたら
弘樹はお父さんに『でも、お兄ちゃんは100点取ったんだよ!すごいんだよ!』と
言ったんだ。」
「そしたら、どうだったの?」
「『あぁ、良かったな』ってそれだけだったよ」
「え!?たったのそれだけ?」
ゆりが驚いているのを尻目に、涼は重い溜息をついて話し始めた。
「前も言ったけど僕は本当の子じゃないから、どんなに良い点を取っても
親に褒められたことはないんだ」
「そんな・・・ひどい」
「うん、だけど仕方のないことなんだよ。僕だけ血が繋がってないから。
それでも僕は、家族のことは好きなんだ」
「な、なんで?こんな目にあっても?」
「こんなどこの誰かも分からない僕をここまで育ててくれたんだ。感謝してる。
それに僕には家族しかしかいないから。置き去りにされた時はムカついたけど
今は僕が悪かったって思ってる。だからあんなお父さんでも僕は好きなんだ。
弘樹のことも。お父さんに期待され大事にされてるから僕も一生懸命弘樹のために
役立ちたいと思ってるんだ」
涼の優しさを目の当たりにしてゆりは目から涙を流した。
「なんで、泣いてるんだよ!」
「だって・・・涼くんがあまりにも優しいから」
涼はその言葉に照れ臭くもなり、嬉しくもなると
ゆりの頭をそっと撫で今度は笑顔になって話し始めた。
「それにね、僕、人に教えるのが好きなんだ!」
「いや、100点取ったんだ」
「すごいじゃん!私なんて滅多に取れないよ!
なのに、なんで落ち込んでるの?」
「あの日、100点取ったことを弟にだけ話したんだ。
そしたら『お兄ちゃんすごいね』ってあの時もゆりと同じように
弘樹は僕を褒めてくれた。
その後、家に帰ると弘樹はお父さんにテストで90点取ったと報告したんだ。
そしたら『やったな、弘樹偉いぞ』と言って父さんは弘樹を褒めたんだ。
僕は気まずくなってそこを離れようとしたら
弘樹はお父さんに『でも、お兄ちゃんは100点取ったんだよ!すごいんだよ!』と
言ったんだ。」
「そしたら、どうだったの?」
「『あぁ、良かったな』ってそれだけだったよ」
「え!?たったのそれだけ?」
ゆりが驚いているのを尻目に、涼は重い溜息をついて話し始めた。
「前も言ったけど僕は本当の子じゃないから、どんなに良い点を取っても
親に褒められたことはないんだ」
「そんな・・・ひどい」
「うん、だけど仕方のないことなんだよ。僕だけ血が繋がってないから。
それでも僕は、家族のことは好きなんだ」
「な、なんで?こんな目にあっても?」
「こんなどこの誰かも分からない僕をここまで育ててくれたんだ。感謝してる。
それに僕には家族しかしかいないから。置き去りにされた時はムカついたけど
今は僕が悪かったって思ってる。だからあんなお父さんでも僕は好きなんだ。
弘樹のことも。お父さんに期待され大事にされてるから僕も一生懸命弘樹のために
役立ちたいと思ってるんだ」
涼の優しさを目の当たりにしてゆりは目から涙を流した。
「なんで、泣いてるんだよ!」
「だって・・・涼くんがあまりにも優しいから」
涼はその言葉に照れ臭くもなり、嬉しくもなると
ゆりの頭をそっと撫で今度は笑顔になって話し始めた。
「それにね、僕、人に教えるのが好きなんだ!」