いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
意表を突かれて言葉を失ってしまった俺は、とりあえず物音のする方向へ

「だ、誰かいるのか?」

と声をかけながら様子を伺いに歩を進めた。


パッ!と階段を伺うも人影は無い。

気のせい?にしちゃ~鮮明に聞こえた。

でも今は誰もいないんだ。
これ以上ここで突っ立ってても仕方ない。
早く告白の続きをしなければ・・・

小林先生の所へ戻ろうと振り返ると、俺のすぐ隣に居たようでぶつかってしまった。

「あっ、すみません!」

「いえ・・・誰かいたんですか?」

「いや~分からないです」


そしてまた無言。

のままじゃいけない!

口を開こうとすると・・・


「あの・・・柏木先生?」

「は、はい!?」


先手を取られた俺はそれ以上何も言えなかった。

ただただ、小林先生の気持ちを聞いていた。
< 146 / 292 >

この作品をシェア

pagetop