いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
(いつパンクしたんだ~??)

と、ペチャンコになったタイヤを眺めながら考えていた。

でも、今そんな事を考えても無意味。
パンクが直る訳じゃないし・・・。

とりあえずパンクしている自転車にまたがり、走り始める事にした。


・・・う~

・・・重いよ~

そして、昔お母さんから聞いた話をふと思い出した。


「パンクしたまま乗ってると車輪がゆがんで取り返しの付かない事になっちゃうんだよ」


(ヤッベ!!)

その会話を思い出した瞬間、自転車が壊れてしまうのでは?という恐怖心が襲ってきて慌てて自転車を降りていた。

一回恐怖を覚えてしまうともう乗り込むのが怖くて、まだ半分も進んでいないけど押して歩いて帰る事を決心した。

『壊れたら元も子もないしな~』

そう呟きながら歩き出した。


ここからなら1時間かからず家に帰れるだろうし。。。
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