いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
言われて見ると夏休みの合宿の時に、かいつまんで話した記憶が・・・ある。
さすがにケイ兄とは言わなかったけど。

それでも、突き付けられた証拠を前に完璧にギブアップ。
ちゃんと話さないと逃げられそうにないや(汗)

私は静かに深呼吸をし話し出した。


『・・・好き。柏木先生の事』

「うん」

『幼馴染みでね、小学生の時から好きだったんだ』

「うん」

『隠しててゴメン。ほんとに・・・』

「あっ、それはいいけど・・・だって口止めされてたんでしょ?」

私はコクンとうなずく。
そして続ける。

『だけど・・・今は好きじゃないよ。もう好きじゃない』

もうケイ兄の事は考えないと決めていたから・・・
その気持ちを確かめるかのように彩夏ちゃんに伝えた。

「えっ!?何で?」

『もういいんだ(笑)忘れる事にしたの』

「もしかして・・・」

『ん?』

「柏木先生、彼女出来た?」

『・・・うん。そう』

本当は告白の結果聞いてないから分からないんだけど、だけどきっと付き合ってるだろうからそう言った。
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