いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
時計を見ると深夜の2時を過ぎている。

さすがに寝ないと朝練遅刻しちゃうし、多少睡魔も襲ってきたので布団に潜り目をつぶった。



・・・・・・・・・・・・・




「・・い!・・・愛!!遅刻するわよ!?」

頭の上から落ちてくる罵声に驚き目を開けると、普段は映るはずのない母の姿。

「アンタいつまで寝てるの?もう6時過ぎてるわよ??」

『・・・!!えぇ~!?うっそ!!』

ヤバイ!!朝練!!
急いで制服に着替え、惣菜パンをカバンに詰める。

『てか、お母さん何で起きてるの?』

「起きてんじゃなくてさっき帰ってきたの」

『遅っ!』

「あぁ~疲れた~。もう寝るわ~」

『化粧落とさないの?』

「めんど~。でも落とさないとか・・・」

ブツブツ言いながら洗面所の方へ歩いて行く母の後姿に、

『行ってきま~す』

と声をかけた。

外は相変わらず激寒で自転車には辛い・・・。

だけどケイ兄の車が目に止まった瞬間、寒さを忘れてしまった。


『あぁ・・・どうしよ~』

またそんな事を口走っていた。
< 220 / 292 >

この作品をシェア

pagetop