いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
薄暗い体育館の前、教官室から漏れる明かりだけが頼りの場所で私達は向き合っている。

私は教官室を背に本田君と向き合っている状態なんだけど、いつケイ兄が出てくるのか?という、違う意味でドキドキしまくり!!

そんなこんなで言葉を待っていると、


「あのさ・・・実は・・・1年の時から金田さんの事好きだったんだ。・・・付き合って下さい」

『えっ???』


何となく分かってはいたけど・・・本当にマジ告白ですか!?


人生初の告白を受けて呆然・・・する間もなく、扉の開く音、そして閉まる音が背後から聞こえてきてーーー!!


「おっ?お前らこんなトコで何やってんだ?」

声をかけて来たのはバレー部顧問。1年の時の担任。



その横には・・・ケイ兄!?

ほんっと~にタイミング悪い!!


「いえ・・・何も。行こ?金田さん」

そう言って本田君は私の手を握ってきたぁ!!?

ちょっと~!!
ケイ兄に見られてるじゃないのー!!

やめてよ!!

と、心の中で叫ぶも声に出せず・・・


成すがままの状態で連行されたのでした。


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