いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
何も言えずオロオロしている愛を、吹き出したい気持ち抑えながら見る。


「まぁいいや。とりあえず約束だからな。教えてやるよ」

『あ、ありがとうございます』

「とりあえず今日は遅いから。また今度時間あるときな」

『はい。分かりました』

「んじゃ、早く寝なさい。また明日」

『は~い。おやすみなさい』

立ち上がり俺の部屋を出ようとしたその瞬間、思いついた。

というか、思い出した!

コイツ、俺の好きな人知ってるクセに、俺はお前の好きなヤツ知らないぞ!?

それって公平じゃねぇよな~。


「おい!俺に恋の片棒担がせるんだからな?そのうち好きなヤツ教えろよー」

愛の背中に向かって言ってやった。

愛はビックリして、

『ば、バカ!言える訳ないじゃん!(汗)』

そう吐き捨てて逃げるように帰っていった。


バカとは何だ!

お前に比べたらマシだ!!

「ふふ・・・・」

グシャグシャのプリントを横目に笑みが止まらなかった。


あっ!!

てか、肝心の本田との事聞き忘れた!?


まぁ・・・いっか~。
そのうちボロ出すだろ~。

なんてったって愛だし(笑)
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