いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
嫌いな英語の授業だけど、大好きなケイ兄の授業なので見とれてたらあっという間に50分が経過。

教室を出て行くケイ兄の後姿を食入る様に見つめ、寂しい気持ちになる・・・。


それでも部活が始まればまた会える!

そう自分に言い聞かせて彩夏ちゃんと二人で体育館に向かう途中・・・


「金田さん!」

『え?・・・(本田君)』

「(部活)終わったら玄関のトコで待ってるね?」

『あ・・・うん』

「それじゃ!!」


爽やかな笑顔で立ち去る本田君。




良い人そうだし、そこそこカッコイイんだけど・・・やっぱ気乗りしない・・・。

断る事の出来ない自分にイラっとするし、本田君に申し訳ない。

何よりケイ兄に罪悪感。
(私が勝手にだけど・・・)


「愛ちゃん・・・今日言うんでしょ?」

『ん?・・・ん~』

「ダメだって。ちゃんと好きな人がいるって言わないと~。エスカレートするし、本田君に悪いし」

『うん・・・分かってる・・・』



ホントに分かってる・・・
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