いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
かまかけられて嫌な思いしてたのに、今きちんと自分の気持ちを話してくれる本田君に嫌な感覚は無い・・・。

逆に・・・何ていうか・・・

上手く言葉が見付からないけど、とにかく嫌な感じがしないの。

さっきまで怒りに満ちていたのに・・・。

中途半端な気持ちをどうすれば良いのか分からなくて、沈黙が続いちゃった。


「金田さん・・・本当にゴメン。怒る気持ち分かるよ。でも・・・俺も本気なんだ。大好きだから毎日見ちゃう。だから金田さんが誰を見てるか分かるし・・・それも含めてもっと知りたくなるんだ」

『あっ・・・』


分かった。

何で本田君を見て、話を聞いて嫌な感じがしないのか。




彩夏ちゃんと同じなの。雰囲気が。

男女の違いや友情と愛情の違いはあれど・・・。


彩夏ちゃんは毎日私の事を気にかけてくれて、何か気になる事や間違った事があったらズバッと意見を言ってくれる。

私は何度もそれで助けられてる。


本田君もそんな感じなの。



ある意味・・・


”この人と付き合ったらきっと大事にして貰える”んだろうな~。


なんて思えた。
< 285 / 292 >

この作品をシェア

pagetop