いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
ケイ兄の部屋を出て柏木家を後にしようと階段を降りると、キッチンに居たママさんに呼び止められた。


「愛ちゃん。コレお母さんにも差し上げて」

『あっ。。。いつもすみません(汗)』

「いいから×2(笑)」


そう言って手渡してくれたのは、今日ご馳走になった夕飯のおかず。




実はうちは母子家庭。

私が4歳の時にお父さんを病気で亡くし、それからはお母さんが女手一つで私を育ててくれた。

お母さんはスナックで働いていて平日の夜はほとんど居ないので、私は時折柏木家で夕飯をご馳走してもらい、こうして余ったおかずを持たせてくれる時もあった。




おかずの入ったタッパーを受け取るとママさんが

「圭佑・・・どうだった?まだ怒ってるの?」

『あぁ~・・・いえ、機嫌直りました(笑)』

「ホント~?ならいいけど」

『はい!それじゃ、お邪魔しました』


柏木家を後にし自宅へ。

徒歩15秒の距離なのであっという間に帰宅(笑)


タッパーを冷蔵庫にしまいテレビをつけて興味をそそる番組を探すも・・・


『つまんな~い』

楽しい番組が無くすぐに消した。。。
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