夏色恋花火―ナツイロコイハナビ―

*恋心

―*梓side*―

よしッ!!決めた!あたし、大地の告白をokしよう!
だって、気になるもん。
まだ、完全に”好き”じゃないけど、付き合っていれば、好きに
なっていくだろう―。
私は大地の所へ行った。
「大地ww」

「梓!!」

周りには、女子がイッパイいたから、
「ちょwっと、体育館裏まで来て!!」
まぁ、これで大地は気付いたと想うけど。


―体育館裏―

「大地と付き合ってもイイヨ!!」
「えっ!?マヂで!!!!?」
「うん!!マヂで!」
「やったぁw」
うん。これでいいんだよね。

「よろしく・・・大地・・・」

「よろしく!!梓!!」

これでいい。あたしの不安も、悩み事も、全部、大地が受け止めてくれる。

わたしは、そんな大地が好きです――。

ほらね。・・・好きって思えた。

あたしの心が、全部大地で埋め尽くされていくんだね―。
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