彼の情事と私の事情
三人で!? そんなん無理!?
「っぅ…」
なんだか分からないけど私の頭は次の日もまだ痛かった。寝たら治ると思ったのに。
なんとか学校まで頑張ろう。
「あおい~!!」
急に後ろから話しかけられて振り向く…
と激痛が走る!
「いっったぁ~」
頭を抱えて踞る…私。
「あ~そこ。まだ痛むんだね~可愛そうに…」
駆け寄ってきた紀ちゃんが心配そうな顔をして一緒になってしゃがむ。
「え?紀ちゃん!なんで痛いか知ってるの??」
私は驚いて顔を上げた。一瞬紀ちゃんも驚いた顔をして。
「あぁ~覚えてないかぁ~。昨日溺れたあおいを井上先輩が助けたの」
あの人が?
確かに泳いでて途中から記憶が…
「もともとあおいアレでしょ?溺れているみたいな泳ぎ方でしょ?だから私も最初気付かなくて。溺れてるって」
ほっといて!
「凄かったよ~先輩。先生より早く飛び込んであおいを抱えてあがってきたんだから」
そうだったんだ…
お礼言ってなかったな…
「何より凄いのは…その後」
凄い?
どういうこと?…
「マウスtoマウス!!」
はあぁぁ??
じ冗談でしょ?
「もっと凄いのはその後!」
「え?まだあんの?」
たまらず口を挟む。
クラクラしてきた…
「井上先輩があおいを保健室連れてこうと抱き上げたら…焼きもちやいた井上先輩の彼女らしき人があおいと井上先輩をプールに突き落としたんだから!!」
ファーストキスがそんなシチュエーション…
しかも勝手にドロドロな展開…
恋人もいないのに三角関係…
ありえない…どうしたらいいんだろ…
「あ!井上先輩」
先輩が校門に吸い込まれる生徒の流れに逆らって立っている。
うわ…。
キス…嫌。人工呼吸してもらったなんて聞いたら普通に出来ないよ。
でもお礼言わなくちゃ。
フラフラと先輩の前に立つ。
視線が痛い。みんな見てたんだろうな…恥ずかしくてたまらない。
なんだか分からないけど私の頭は次の日もまだ痛かった。寝たら治ると思ったのに。
なんとか学校まで頑張ろう。
「あおい~!!」
急に後ろから話しかけられて振り向く…
と激痛が走る!
「いっったぁ~」
頭を抱えて踞る…私。
「あ~そこ。まだ痛むんだね~可愛そうに…」
駆け寄ってきた紀ちゃんが心配そうな顔をして一緒になってしゃがむ。
「え?紀ちゃん!なんで痛いか知ってるの??」
私は驚いて顔を上げた。一瞬紀ちゃんも驚いた顔をして。
「あぁ~覚えてないかぁ~。昨日溺れたあおいを井上先輩が助けたの」
あの人が?
確かに泳いでて途中から記憶が…
「もともとあおいアレでしょ?溺れているみたいな泳ぎ方でしょ?だから私も最初気付かなくて。溺れてるって」
ほっといて!
「凄かったよ~先輩。先生より早く飛び込んであおいを抱えてあがってきたんだから」
そうだったんだ…
お礼言ってなかったな…
「何より凄いのは…その後」
凄い?
どういうこと?…
「マウスtoマウス!!」
はあぁぁ??
じ冗談でしょ?
「もっと凄いのはその後!」
「え?まだあんの?」
たまらず口を挟む。
クラクラしてきた…
「井上先輩があおいを保健室連れてこうと抱き上げたら…焼きもちやいた井上先輩の彼女らしき人があおいと井上先輩をプールに突き落としたんだから!!」
ファーストキスがそんなシチュエーション…
しかも勝手にドロドロな展開…
恋人もいないのに三角関係…
ありえない…どうしたらいいんだろ…
「あ!井上先輩」
先輩が校門に吸い込まれる生徒の流れに逆らって立っている。
うわ…。
キス…嫌。人工呼吸してもらったなんて聞いたら普通に出来ないよ。
でもお礼言わなくちゃ。
フラフラと先輩の前に立つ。
視線が痛い。みんな見てたんだろうな…恥ずかしくてたまらない。