ダイヤモンド

「遅かったわねぇ」

お母さん、今はごめん。話せないかもしれない。何もわかなあいんだ。

二階へ上がった。

【拓:お前の事わかってやれなくてごめん】

何よ意味わかんない。今更何謝ってんの。もう彼氏いんだよ。

【いい。彼氏できたんだ!あたし・・・】

送信ボタンを押した。

拓が好きだよ。でも叶わないんだ。


【潤:雅好きな人いるんでしょ?】

【うん・・・・でも、今は潤だけだよ!】


その日は潤とメールばっかりしていて、拓から返事はなかった。

こんな辛い思いするなら拓なんか好きにならなきゃ良かった。


「最近は泣いてばっかり。」

そう呟いた。
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