ダイヤモンド

「よろしくな。」

宮崎がしゃべりかけてきた

(早っ!)

「あ、よろしく・・・」

「何だよその反応」

「ん!?は!?意味わかんないっつーの」

「お前名前なんつーんだよ」

は?急に何・・・

「朝倉雅ですけど」

「雅って呼ばしてもらうな、俺は拓って呼んで。」

「え、あ、はい」

「おう」

あぁーこの席いずらいよ・・・

―キーンコーンカーンコーン・・・

終わった。私は筆箱を急いで机にいれてすぐに沙樹のところに向かった。

「沙樹~あいつ意味わかんなーい」

「ん?何?どした!何された!」

「別に・・・されてないけど、話かけてきすぎ・・・」

でもこのとき私は、何か心が動いていた。

何でかわからない。何で動いたのかも・・・

「あ!もう授業終わるよ!席つこーう」

「ほんとだーじゃーねー!」

ハァ・・・っと思いながら歩いていると、

ポンポン、肩をたたかれた。

「はい!?」

ぬお!拓だ・・・
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