バカなキミ。

遊び人でタラシと有名だけど、僕にはそんなの関係ない。


だって…
見てしまったから。


始業式の日、

遅刻した僕は廊下で





天使を見たんだ。




子猫を優しく抱いて、優しい笑顔でなでていた彼女は、僕の存在に気づかないままどこかへ行った。


…それから心臓がうるさくなった。


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